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↑ 同じくホロマン空軍基地の49th TFWからネリスの474th TFW/429th TFSに来たF-4D-30-MC 66-7652。429th TFSの機体は、多くがホロマンの49th TFWからの移管機だったようだ。この機体は、最後はイリノイ州空軍で余生を送った。
↑ 同じくホロマン空軍基地の49th TFWからネリスの474th TFW/429th TFSに来たF-4D-30-MC /66-7593。
Wings
F-4D  429th TFS
1980年当時ネリス空軍基地の主役であったF-4D戦闘機部隊。前ページの428th TFSに続いてご紹介するのが、スコードロンカラ―黄色の第429戦術戦闘機中隊(429th TFS)である。429th TFSも歴史のある部隊で、創設は1943年に遡りP-38戦闘機を擁する飛行隊だった。第二次大戦中はイギリスやフランスの基地をベースに対独戦で1945年まで活動し、戦後は部隊解散となった。しかし、ソ連との冷戦を機に再び部隊が復活し、F-84サンダージェット等のジェット戦闘機を受領して、三沢 群山 大邱など極東の基地をベースに朝鮮戦争でも活躍している。その後 428th TFSと同様 F-111Aの飛行隊となりタイのタクリ空軍基地に展開してベトナム戦に参加、ネリスでF-4Dファントムを使っていたのは、1977年から1982年までの6年間であった。EF-111の電子戦飛行隊として活躍したのがこの飛行隊の最後で、1998年に部隊は閉鎖している。
↑ ホロマン空軍基地の49th TFWで使われていた機体だが、F-15への転換でネリスの474th TFW/429th TFSに移管されたもの。429th TFSは、尾翼のチップラインを黄色で飾ったが、キャノピラインは黄ではなく、黒地に黄文字でネームを入れていた。
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↑ 同じくホロマン空軍基地の49th TFWからネリスの474th TFW/429th TFSに来たF-4D-30-MC /66-7626。マーベリックミサイルのダミー弾を付けている。
↑ オーバーラルカモフラージュに変更された429th TFSのF-4D-30-MC /66-7512。1984年からはミネソタ州空軍で最後の勤めを終えている。
↑ 一連の写真をお覧頂いて判るように、474th TFWのF-4Dの訓練での装備は、模擬爆弾のディスペンサーとマーベリックミサイルが主流であり、ほぼ対地攻撃訓練を主体に行っていたようである。
F-4D-30-MC /66-7733
F-4D-30-MC /66-7706
F-4D-30-MC /66-7687
F-4D-30-MC /66-7648
↑ セクションでネリス空軍基地上空をパスするF-4D 66-7674(手前)と66-7512(奥)
↑ 1981年にオーバーラルカモフラージュに変更されたF-4D-30-MC 66-7587。
↑ ホロマン空軍基地の49th TFWからネリスに来たF-4D-30-MC /66-7544。マーベリックミサイルのダミー弾を付けている。
↑ 所属飛行隊不明のF-4D 下面のカモフラージュが判る写真を1枚。上面と同じ3色のベトナム迷彩を全面に施したのが、オーバーラル・カモフラージュで、この後出てくるヨーロピアン迷彩が普及する迄の間、空軍戦闘機の迷彩の主役となった塗装である。